日本でパン屋さんのことをブーランジェリーと呼び始めたのは20年くらい前です。
フランスではパン屋さんのことをブーランジェリーと呼び、英語では
ベーカリーと言います。
ところで、この2つの違いについてご存じでしょうか。
今回の記事では、ブーランジェリーと
ベーカリーの違いについて解説します。
▼ブーランジェリーと
ベーカリーの違い
■ブーランジェリー
Boulangerieの語源はboule(球体・ボール)で、bouleを作る人をブーランジェリーと呼ぶようになりました。
現在フランスではブーランジェリーと名乗るには国の許可が必要なのですが、その基準は以下の通りです。
・生地をこねる
・発酵させる
・成形する
・焼き上げる
この4工程は、パン作りでは欠かせません。
これらの工程全てをその店舗で行い販売されていなければ、ブーランジェリーとは名乗れません。
要するに、冷凍の生地や他で発酵させ生地などを使用していない店ということなのです。
■ブーランジェリーと
ベーカリーの違い
日本におけるブーランジェリーと
ベーカリーには、大きな違いはありません。
しかし言葉の意味合いとしては、少し異なります。
・Bakeryの語源はBake(パンを焼く)に場所を表すryと組み合わせて、パンを焼く場所という意味
・BoulangerieはBoulange(パンを焼く人)に場所を表すrieを組合せている
大きな違いはありませんが、ブーランジェリーのお店はフランス風の店舗が多いようです。
また、こだわりのあるパン屋さんである傾向が高いと言えるでしょう。
▼まとめ
ブーランジェリーと
ベーカリーは、どちらもパン屋という意味です。
日本でのブーランジェリーは今風で、
ベーカリーは以前から続くパン屋さんであることが多いと言えます。
どちらも同じパン屋ですので、自分の好みに合ったパン屋を見つけられるといいですね。
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